オクスフォードの核融合ベンチャーで共同実験

オクスフォードの核融合ベンチャーで共同実験

小野です。コロナ禍が徐々に落ちつき,2年ぶりに核融合ベンチャー・トカマクエナジー研究所に行ってきました。ここでは東大の開発した合体・リコネクション加熱をスタートアップに採用していて,それだけで1000万度を大きく超えるイオン加熱を得ています。3月には核融合ベンチャーとしてははじめて1億度のイオン温度を達成しました。電源が強力なので磁場は東大の1桁上ですが,プラズマの大半径は東大TS-4装置程度の大きさというコンパクトさです。我々のミッションは,合体加熱を最大にする最適な運転法やコイル配置を見つけること。そして東大のイオンドップラートモグラフィ計測をST-40実験装置にセットすることです。東大からいくつかの最適運転提案を行ったところですが,磁気面推定ソフトも東大側から移管し,目先のコイル配置での最適運転,更にコイル配置も変えたで最適運転がみつけらればと思っています。写真は田辺先生がイオンドップラートモグラフィ用の計測ポートを調査しながら,ニコニコしている風景です。さてオクスフォードの町はほぼコロナ前と変わらなくなっています。マスクをしている方はほぼ皆無。皆ワクチンを受けているし,コロナになっても風邪になるのと変わらないとの認識のようです。だんだんグローバルスタンダードがそちらになりそうな印象です。町で流行っているのが,カツカレー。東洋系のレストランは勿論,英国のバブでもカツカレーのメニューがあり,びっくりです。見てみるとカツは宗教上の理由もあり,チキンカツであることが日本と少し異なりますが,カレーはほぼ日本のカレーです。写真は,ハリーポッターの舞台にもなったオクスフォードのクライストチャーチ,そしてカツカレーのお弁当です。これから小野靖研究室では学生のオクスフォーフォ派遣が全面再開しますが,学生さんがオクスフォードのカツカレーにお世話になることが増えそうです

先端エネルギー工学専攻HPの管理者

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