初めての対面学会での「本当にあった怖い話」

初めての対面学会での「本当にあった怖い話」

こんにちは,梶田・齋藤研究室博士1年の布谷です.
先月に現地で発表してきた学会の話をします.

私が修士課程に進学する直前にCovid-19の感染拡大が進んだため,大学院に入学してから開催される学会がことごとくオンライン開催でした.
そのため,これが私にとって初めての対面学会でした.

今回参加したのは日本物理学会(物性のほう)で,東京工業大学大岡山キャンパスでの開催です.
発表も申し込んでおり,自分の発表の枠が割り当てられたのは(4日間開催のうち)初日の午後でした.
柏と大岡山の距離だとホテルなどに宿泊するわけにもいかず,連日片道1.5時間ほどかけて通うこととなります.
早起きして,電車に長いこと揺られて,目的地に着きます.
そして午前の発表を聞いている途中で,初めて気づきました.

HDMI – USB type-C 変換器を持ってくるのを忘れてしまった,と.

Macユーザーでない方々に説明しておくと,MacBook 2015 以降のMacBookにはUSB type-C(とイヤホンジャック)のポートしか付いておらず,映像出力のためには変換器が必須となってしまっています.
iPhoneのイヤホンジャック廃止と並ぶ,愚かさの象徴ですね.
普段の私は家にも研究室にも変換器を置きっぱなしにしてあり,変換器を持ち歩く手間を削減していました.
それが仇となり,対面の学会発表に変換器を持っていかなければならないということをすっかり忘れてしまっていたのです.

午前の発表者にもチラホラいたMacユーザーの皆さんが変換器を持参している様子を見て,焦りました.
昼休憩に入ってすぐに講演の台に向かい,恐る恐るプロジェクタとの接続方法を確認しましたが,やはりHDMIしか接続の方法が無さそうです.
そのとき私が立てた計画は次のとおりです.
まずは東京工業大学の生協購買部を確認して,変換器があるなら購入.
無ければ近くの電器屋さんまでダッシュ,そこにも無ければ電車に乗って買い出し.

私の発表は午後の比較的遅めの時間帯だったので,昼食や午後の最初の方の発表などの犠牲を払えば,手に入れられないまま自分の発表の時刻を迎えることはないだろうという安心感はありました.
でも,そんな犠牲なんてできれば避けたいです.
祈るように生協購買部に向かうと...

ありました! 変換器が!

昼休憩の半分と約8000円を犠牲に,なんとか無事に発表を乗り切ることができました.
めでたしめでたし.

このブログを読んだ皆さんは,ぜひ私の失敗体験を他山の石としてください.
前日夜に持ち物チェックをして,各種PCまわりの変換器を入れ忘れないようにしましょう.
また,今回の学会会場にはコンセントが見当たらなかったので,PCに充電できない場合も想定した行動をすべきだと思います.
以上,「本当にあった怖い話」でした.

後日談.
前述のとおり大岡山は近場なのでそんなに旅行っぽい気分にもなりませんでしたが,悪いことばかりではありませんでした.
キャンパスの周囲は学生街が広がっており,多くの飲食店が連なっていたので,そこを散策するのが楽しかったです.
特に2日目の夜に訪れた「もつ鍋」屋さんが美味しく,印象に残っています.
おわり.

先端エネルギー工学専攻HPの管理者

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