Small Satellite Conference 2017において,EQUULEUS3次元軌道模型展示

Small Satellite Conference 2017において,EQUULEUS3次元軌道模型展示

小型衛星業界最大の会議Small Satellite Conference 2017における中須賀船瀬研と小泉研の共同展示,超小型深宇宙探査キューブ,EQUULEUS,が今日からスタートです.今回の展示の目玉は地球-月系におけるEQUULEUS3次元軌道模型です.アクリル板の運搬に難儀したり,ポスターがロスト(フォゴット)したり,接着がとれたりと苦心しましたが,なんとか無事にできあがりました. EQUULEUSは,地球―月ラグランジュ点への航行を通じて太陽―地球―月圏での軌道操作技術を実証する超小型深宇宙探査機です.東京大学中須賀・船瀬研究室とJAXAが共同で提案した6Uサイズの深宇宙探査用キューブサットであり,NASAが2019年に打ち上げを計画している新型ロケットSLS (Space Launch System)の初号機の副ペイロードとして選定されたものです(詳細はhttp://issl.space.t.u-tokyo.ac.jp/equuleus/). 小泉研究室はEQUULEUSに搭載される水を推進剤としたエンジン,AQUARIUS,の開発を担当しています.EQUULEUSは地球出発後,AQUARIUSを使用して月でのスイングバイを複数回実施し,最終的に月裏側にあるラグランジュ点(EML2)に到達予定です.このスイングバイ軌道は大変に複雑なものですが,3次元軌道模型を見れば一目瞭然です!SSCに参加中のご関係者の方々は,是非お立ち寄りください(別館Fieldhouse入ってい左手奥のU8です).

先端エネルギー工学専攻HPの管理者