春のオクスフォード派遣

春のオクスフォード派遣

小野@オクスフォードです。小野靖研究室では小野,田辺,田中をオクスフォード派遣中です。共同研究中の核融合ベンチャー・トカマクエナジー研究所および国立カラム研究所はオクスフォードからバスで30分位のところにあり,東大で開発された合体・リコネクション加熱を用いたプラズマ立ち上げが行われていまず。さっと1千万度超のイオン加熱が出来るのが特徴で,4月には核融合ベンチャーとしてはじめて1億度のイオン温度を達成し,新聞報道がなされてました。今回は,東大側からプラズマ磁束を50%向上させる新しい運転モードやX線トモグラフィ計測の提案,次に建設予定のST-80装置のプラズマ加熱法の提案をはじめ盛り沢山の仕事が進んでおり,同時に東大のドップラートモグラフィ計測のセットアップも行っています。 英国オクスフォードは,12世紀頃からの歴史ある大学町ですが,写真にあるNew Collegeと言う名前のカレッジが14世紀創立だったり,とにかく大学の歴史が古さにびっくりします。インターネットはおろか,電気はあるのかと疑われる建物ばかりですが,ちゃんとあります。宿泊しているのはテムズ川の隣の宿です。ロンドンでは大河のテムズ川ですが,オクスフォードまでくると川幅が狭くで,写真のような感じです。同じ川かと思いますが,ナローボートといわれる幅の狭いボートが,川から多数伸びた運河を含めて行き交っています。 問題はウクライナ戦争のため,英国に行くにはロシア上空を飛べず,14時間もかかるようになったことです。以前は9時間程度のフライトで近かったのですが,今はニューヨークへ行くより長い時間がかかります。行きは,ジェット気流を避けて,ロシアを避けて北極回りで英国に到達しますが,帰りは,ジェット気流に乗ってトルコ,中国を経て日本に着くのが普通です。

先端エネルギー工学専攻HPの管理者

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