待望!“対面”での学会発表

待望!“対面”での学会発表

こんにちは!鈴木研究室M2の丸宮です。最近、新型コロナの感染者が再度増加してきており心配な日々が続きますが、ひと昔前と比べるとしっかり感染症対策することを条件にお出かけしやすい世の中になってきているように感じます。私は大の旅行好きなので、感染者数に注視しながらにはなりますが、学生最後の夏休みを謳歌したいと思っています!(もちろん研究に差し支えない範囲で…笑)

先日、この世間の流れに合わせて、第54回流体力学講演会/第40回航空宇宙数値シミュレーション技術シンポジウムが盛岡で“対面”で開催されました。私にとっては初めての学会&対面発表だったので、期待と不安が入り混じった状態での参加となりました。発表日の前夜はホテルで最終チェックのセルフリハーサルを何度か行い、絶対に後悔のない発表にしてやる!と心に誓いながら(言い聞かせながら?)眠りにつきました。いざ本番、ポインターを持つ手は震え、練習よりも早口な発表にはなってしまいましたが、会場の皆様の温かい質疑応答の時間を経て、大きなトラブルなく終えることが出来ました。学会発表に向けて私を指導してくださった先生方、聴講者の皆様、学会を運営してくださった皆様、本当にありがとうございました。

さて、ここまで学会での経験を語らせていただきましたが、そんな私がどんな研究を発表したのか、ちょっと気になっている方もいるのではないでしょうか? そんな皆様に(そうでない人にも…笑)少し私の研究内容を紹介したいと思います!私は、音速の5倍以上の速さで飛ぶ極超音速旅客機から発生するソニックブーム(衝撃波から生じる騒音)を低減した飛行機の形状を実験的に考え、空気力学の側面から実用化を後押しすることを目的とした研究を行っています。マッハ7(東京-大阪を約4分半で移動できる速さ!)の風を吹かせることが出来る装置(風洞)の中に、自分で設計した模型と測定装置を入れて実験を行います。過酷な環境での実験なので通風中はドキドキですが、その分、実験が無事終了した時の達成感はひとしおです!(そのあとに鬼のようなデータ整理が待っていますが…笑) 柏キャンパスではこの風洞を使って、私以外にもたくさんの面白い研究[1]が行われているので、ぜひ興味を持ってもらえると嬉しいです。

近頃はショッキングなできごとが起きたり、先が見通せない日々が続くなど、穏やかとは言い難い世の中ではありますが、研究に一喜一憂しながらもなんだかんだ楽しい、そんな何気ない日常を送れていることへの感謝の気持ちを忘れずに過ごしたいものですね。

[1] 柏極超音速高エンタルピー風洞-東京大学―研究成果
https://daedalus.k.u-tokyo.ac.jp/wt/report.html

先端エネルギー工学専攻HPの管理者

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