プラズマ実験と学会発表

プラズマ実験と学会発表

皆さんこんにちは.
山田研究室修士2年の今川直人と申します.

山田研究室では核融合プラズマの研究をしています.先月私は岐阜県にある核融合科学研究所にて実験をしてきましたので,その様子をご紹介したいと思います.

写真は大型ヘリカル装置(LHD)の制御室です.写真奥にあるように,制御室前方には多くの画面があり,これで発生させたプラズマをモニタリングしています.
実験中は,数秒程度のプラズマ放電を3分ごとに繰り返しています.今回私は数千万度のプラズマに水素の氷(ペレット)を打ち込む実験を行いました.ペレットを入射するたびにモニターで発光する様子が目で見えて,興味深く観察していました.
大規模な装置を使った実験のため,プラズマの計測,加熱装置やペレットの入射などそれぞれに専門家の方がいらっしゃいます.皆様のおかげで実験は無事成功に終わりました.

本研究室は学生が2人と少数精鋭(?)で研究をしているのですが,先月から今月にかけて3つの国際学会で発表を行いました.全てリモート開催となってしまい,海外に行く機会がなくなってしまったのは大変残念です.
そのうちの1つ,第4回アジア太平洋プラズマ物理会議(AAPPS-DPP)で,私がポスター発表賞をいただきました.修士論文の作成に向けて,これを励みに頑張っていきたいと思います.

また,先輩である横山さん(博士2年)は,9月に行われた日本物理学会秋季大会で学生優秀発表賞を受賞されました.おめでとうございます!
横山さんはプラズマの崩壊を機械学習で予測する研究をしています.崩壊の予測をプラズマの制御に応用するために,写真のような機器をLHDに設置しました.今後この機器を用いて,LHDで実験を実施する予定です.

それでは,明日からの3連休をお楽しみください.

先端エネルギー工学専攻HPの管理者

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