新人回路勉強会

新人回路勉強会

はじめまして,堀・藤本研究室修士1年の大野航です。
先日,回路勉強会が総括されたため,研究室ライフの一部として紹介させていただこうと思います。

回路勉強会とは,堀・藤本研究室にて新人を対象に行われる勉強会の一つで,パワエレに関係する研究を行うにあたり,必要となる最低限の知識・基礎技能の習得が目的です。

回路勉強会の座学では,パワエレの大まかな歴史から,昇降圧回路の動作原理に関する講習,さらには無線電力伝送の基礎的な講習も行われます。
堀・藤本研究室では電気自動車への無線電力伝送や,パワエレ技術の分野でも研究を行なっているため,これらは新人には欠かせない知識といえます。

実技の面では,ワイヤレスミニ四駆の作成と,降圧回路の作成が行われます。
ワイヤレスミニ四駆は,その名の如く電池不要のミニ四駆で,路面から供給される電力を車体に付けられたコイルで受け取り,永遠に走り続けることができます。
このワイヤレスミニ四駆は東京大学の学園祭「五月祭」にて毎年展示を行なっているので,興味がある方はぜひお越しください!

二つ目の降圧回路の作成は,はんだ付けや回路設計の練習が目的とされています。ここでは,座学で学んだ整流回路とPWM発信回路,昇降圧回路をユニバーサル基板を使って実際に設計・製作し,その動作の確認が行われます。

回路勉強会の総括では,この降圧回路の動作の可否や回路の出来具合が博士課程の先輩方と教授方によって採点されるため,新人にとっては緊張のイベントです。
今年度は特にレベルが高く,中には基板加工機を使って回路部品を高密度に集積した強者もいました!
何より,新人全員の回路が無事に動作したことが素晴らしかったと思います。
回路勉強会総括の最後には点数順に景品が贈呈され,新人の苦労が労われました。

今回は回路勉強会に関して紹介を行いましたが,堀・藤本研究室には他にも制御工学の勉強会や研究で必要となるソフトウェア・ツールに関する勉強会・講習会も毎年開催されており,新人の育成に抜かりはありません!

現在,先端エネルギー工学専攻に限らず大学院への進学を考えている方は,研究の内容や研究室の雰囲気だけでなく,新入生への教育という面も考慮に入れて配属先を検討してみてはいかがでしょうか。

先端エネルギー工学専攻HPの管理者

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