Princeton – 東大 プラズマサマースクール

Princeton – 東大 プラズマサマースクール

こんにちは!小泉研究室博士1年の関根と申します.

最近,「はやぶさ2」のニュースをよく見聞きしませんか?はやぶさ2は,ISAS (JAXA宇宙科学研究所) で開発された日本の人工衛星です.毎週のように更新されてゆくリュウグウの写真からは,人類の「知の探究」活動の “最先端” を,リアルタイムで感じることができます.7月末にはISAS一般公開 (http://www.isas.jaxa.jp/outreach/events/opencampus2018/) もあるということですので,ご興味のある方はぜひ!

さて,はやぶさ2は,「イオンエンジン」を搭載しています.イオンエンジンは「プラズマ」と呼ばれる高温 (数万℃!) ガスを生成/排出し,推力 (宇宙機を押す力) を生み出す「プラズマスラスタ」の一種です.プラズマスラスタは,推力自体は小さいものの,非常に燃費の良い宇宙機のエンジンとして注目されています.

私の所属する小泉研究室では,”小型” をキーワードとして,イオンエンジンをはじめとした種々の人工衛星のエンジン (スラスタ) に関する研究開発を行っています.詳しくは,小泉研究室HP (http://www.al.t.u-tokyo.ac.jp/koizumi/html/htdocs/) をチェックしてみてください!

そんな中私は,Princeton大 – 東大のプラズマサマースクールで,1ヶ月ほど米国に行ってきました.本サマースクールは,(本HP他記事でも紹介がありましたが) Princeton大 – 東大間での交換研究プログラムです.
(引用元:PPPLホームページ https://www.facebook.com/PPPLab/?hc_ref=ARQ3kgmOqeK5vlJi2Sxg7EEhD8cLH-ZQrdefLHeZJxiJdCosno4ezjEkGnzpCoE_FhA&fref=nf)


私は,Princeton Plasma Physics Laboratory (通称PPPL) にて,「ホールスラスタ」と呼ばれるプラズマスラスタに関する研究活動を行ってきました.

毎週の英語での進捗報告ミーティング (数時間にも及ぶ!) は,正直なかなか大変でした.しかし,刺激的な研究内容はもちろん,年齢/国籍の垣根を越えて積極的にサイエンスに取り組む姿勢は,非常に印象的でした.

これまでの日本の研究が非常に評価されている,という事実も,身をもって感じることができました.しかしこの現状に満足することなく,これからも「知の探究」を貪欲に進めていきたいものですね.

先端エネルギー工学専攻HPの管理者

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