宇宙地球フロンティア国際卓越大学院プログラム(IGPEES)について

宇宙地球フロンティア国際卓越大学院プログラム(IGPEES)について

こんにちは、鈴木(宏)研の博士課程1年の末永です。
入学すると、幾つかの奨学金の候補が考えられますが、代表的なものとして日本学生支援機構の第一種、第二種奨学金と日本学術振興会の卓越大学院プログラム、及び特別研究員制度(DC)などがあげられます。本日は中でも私が採用されているこの卓越大学院プログラムのうちの一つである、「宇宙地球フロンティア国際卓越大学院プログラム(IGPEES)」について紹介します。
そもそも「卓越大学院プログラム」とは、全国の各大学院の強みを活かして、国内外の大学院や研究機関、民間と連携して世界で大いに活躍できる博士人材を5年一貫で育成するプログラムであり、東大でも複数の個別のプログラムの集合からなります。その一つであるIGPEESは宇宙・地球科学に関連する専門分野の研究に重点が置かれており、採択されると自分の研究室とは異なる専門分野の副指導教員がつき、毎月十数万円の奨学金とともに、様々なコース参加者とグループワークをする機会や、国内外で共同研究やインターンをする機会などが与えられます。修了するには上記に関連する書類や報告書に加え、所定の講義の受講と、毎年のDCへの応募、修士博士終了時の試問(QE、FE)があります。対象となる研究テーマは宇宙及び地球に関連するものであれば基本的になんでも良く、私は火星探査航空機に関するテーマで研究しておりますが、同期達には恐竜の化石、微生物のDNAから銀河の誕生の理論モデルまで実に様々なテーマの方々がいます。グループワーク形式の集中講義等で彼らと密に関われたのは非常に興味深く面白い経験でした。
他のプログラムに比べると比較的制約やワークロードが少ない割に、得られる機会や経済的支援が良く、非常にありがたいプログラムとなっています。応募には修士入学の最初の学期の終わりころに、研究計画書を作成し、口頭試問を受ける必要があります。応募書類の形式は結構しっかりしておりDCの書類に類似した形式になっているため、応募書類の作成だけでも入学したての方には研究の良い土台になると思います。ぜひ挑戦してみてください!

先端エネルギー工学専攻HPの管理者

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