学外研究機関へのご案内(核融合科学研究所)

学外研究機関へのご案内(核融合科学研究所)

こんにちは、梶田・齋藤・洲鎌研究室博士1年の前角です。
昨今は新型コロナウイルスの影響で指導教員や研究室学生とのミーティング、あるいは研究活動の大部分をオンラインで実施している学生の方も多く、若干の不便を感じているかもしれません。そんな皆さんにおすすめなのが東大が提携している学外の研究機関への通学です。今回はそういった研究機関の1つである大学共同利用機関法人自然科学研究機構 核融合科学研究所を紹介したいと思います。

核融合科学研究所は大学共同利用機関法人という複数の大学が研究設備などを共有するために設立された法人のうち1つで、プラズマシミュレータという高速計算機や(もうすぐ運用停止されるようですが)大型ヘリカル装置LHDなどを有しています。研究所の所在地としては岐阜県にあり、東大や名古屋大から学生や研究者が集まってきているほか、所内に総合研究大学院大学という大学院が併設されており、そこに所属している方もおられます(私のように所属が東大大学院のまま核融合科学研究所に通学している例もあり必ずしも総合研究大学院大学に所属する必要はない点と、総合研究大学院大学の学生しか採用していない研究室または東大など各連携大学の学生しか採用していない研究室もあるという点に注意が必要です)。

核融合科学研究所に通学する利点としては大型ヘリカル装置LHDやプラズマシミュレータなどの設備面に加え、福利厚生についても制度が充実しており、健康面のカウンセリングや、博士課程であれば准研究員制度と呼ばれる非常に低倍率の給付奨学金(核融合科学研究所に通学していることが条件)などが用意されています。

研究室選択の際にはこういう施設があるということについて参考にしていただければと思います。

(写真一枚目:核融合科学研究所外観、二枚目:核融合科学研究所書庫、三枚目:核融合科学研究所図書室)

先端エネルギー工学専攻HPの管理者

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