学生交流会「GPAN」に参加しました

学生交流会「GPAN」に参加しました

こんにちは。馬場研究室修士1年の山口です。この記事では、昨年12月に開催されました、学生交流会「GPAN」の様子を紹介させていただきます。このイベントは、電気工学に関する研究をしている学生同士の交流、また電気工学分野の産業界の方々との交流を目的として毎年開催されているもので、例年は対面で9月ごろに開催されているのですが、今回は新型コロナウイルスの感染拡大を考慮し、一度延期の上オンライン開催となりました。

 イベントのメインは学生ディベート大会で、3~4人のチームで、決められたテーマ、立場(賛成または反対)のもとでディベートを行いました。テーマは、洋上風力、オフグリッド、石炭火力という、近頃関心の集まっている話題が用意されており、私は、洋上風力発電の導入に否定的な立場のグループに参加することになりました。午前中に準備を行い、午後にディベートを行うというタイトなスケジュールで、正直なところ、満足のいくところまで準備することはできず、また今後を期待される技術に対して反対意見を述べるという部分にも難しさを感じました。しかし、調べていくと、洋上風力発電にいまだ多くの課題があるということが分かり、その中から、自然環境への影響、浮体式設備の課題、ポテンシャルの偏在という点に絞って、3人のメンバーそれぞれで準備を行い、ディベートに臨みました。ディベートでは、賛成側の意見に納得する部分も多くありましたが、最後まで主張を貫き通すことができ、優秀賞をいただきました。他のチームの議論も素晴らしく、賞をいただけるとは思っていなかったのですが、良い思い出になりました。

 その後は、産業界の方々や、運営担当の学生幹事、教員幹事の皆さんを交えて交流会が行われました。ディベートの準備中も含めて、大学や学年が異なる学生の皆さんとお話しすることができたのはとても良い機会になりました。現在は各種学会も軒並みオンライン開催となり、他大学の方と交流する機会がほとんどないので、オンラインという形式ではありましたが、大変有意義な時間を過ごすことができました。。

 「GPAN」は今年も開催予定で、私は学生幹事として運営に関わることになりました。現在準備を進めているところですが、この記事を読んで、参加してみようと思っていただける方がいらっしゃれば幸いです。次回の「GPAN」でお会いできることを楽しみにしております!

参考:パワーアカデミー「第9回学生交流会『GPAN』」
https://www.power-academy.jp/event/gpan2020/

追記:研究室の近況報告
この4月より、馬場先生が教授にご昇進されました。また、博士、修士、学部それぞれで計5名の新メンバーが加わりました。オンライン中心の研究室運営となっていますが、その中で勉強会などを充実させる方針となり、現在はグリッドフォーミングについて持ち回りで発表を行ったり、昨今話題となっている今後のエネルギー構成についての議論を行ったりしています。

先端エネルギー工学専攻HPの管理者

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