小泉研究室 関根くん（博士3年）の論文がAIP AdvancesのFeatured Articleに選出されました

先端エネルギー工学専攻　小泉研究室の関根北斗くん（博士3年）らの論文 “Measurement and identification of azimuthal current in an RF plasma thruster employing a time-varying magnetic field” がAIP AdvancesのFeatured Articleとして掲載されました．

論文では，将来的な宇宙探査に向けた無電極型プラズマ推進機について，変動磁場を印加する場合のプラズマ電流駆動についての詳細計測を行いました．
その結果，これまであまり着目されていなかった，イオンと電子の磁化状態の差異の結果としての電子ExBドリフト電流が重要であることを示しました．
さらにこの電子ExBドリフト電流の形成について，無電極型特有である”無電流境界条件”に起因する，プラズマ中の自発的電場形成に関する仮説を提唱しました．
またこの仮説に基づくと，実験結果をよく説明することができることを示しました．