工場見学

工場見学

こんにちは。馬場研究室修士1年の関野です。

今回は、私が先日参加した富士電機千葉工場の見学会について紹介します。APET(先端電力エネルギー・環境技術教育研究センター)の主催で行われ、馬場研究室からは私を含めて2人が参加しました。千葉工場は千葉駅から数駅南に行ったところにあり、海に面していて周りは工業地域となっています。

千葉工場では変圧器、開閉装置、船舶用SOxスクラバ等の見学をさせて頂きました。変圧器を製作する際には、まず長方形の鉄心を作ります。薄いケイ素鋼板を積み重ねたものを4個作り、合体させて長方形の形にするという工程になっています。鋼板を切る作業は専用の機械を使用しており、少しずつ作業の自動化を進めているとのことでした。巻線を巻く作業では隙間をなくしてきれいに巻くことが求められ、熟練の方々が作業を行っていました。

開閉装置の製造現場はクリーンルームになっていました。異物が混入しないように、シャッターが二重に設置されているなど工夫がなされていました。

船舶用スクラバとは、船のエンジンの排ガスを浄化する装置のことです。燃料として使用する重油には硫黄が含まれており、規制を満たすために硫黄分を取り除く必要があるため、こうした装置が用いられます。構造を工夫することで小型化することができ、既存の船にも取り付けやすくなるという特徴があるようです。今までは主に電力系統関連の設備が製作されているというイメージを持っていましたが、このような製品が製造されていることを初めて知り、新鮮に感じました。

大型の装置を生産しているため、建屋の出口から船まで移動させるためのクレーンが設置されていて、船に積んで輸送を行うようです。スケールがとても大きいと感じました。

見学後は設計部門の社員の方々がいらして私たちからの質問に答えてくださり、理解を深めることができてよかったです。最後に、見学の機会を設けていただいた富士電機株式会社の皆様に感謝申し上げます。

先端エネルギー工学専攻HPの管理者

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