国際会議ICM2019@Ilmenau,Germanyへの参加 →Next:ICM2021@Kashiwa(堀・藤本研)

国際会議ICM2019@Ilmenau,Germanyへの参加 →Next:ICM2021@Kashiwa(堀・藤本研)

皆さんこんにちは!堀・藤本研究室修士2年の和久井晟冴です。今回は2019/3/18-20にドイツのイルメナウで開催された国際会議International Conference on Mechatronics (ICM) 2019 (https://ieee-icm2019.org/) の様子について紹介したいと思います!

堀・藤本研究室では,新メンバー(新たに配属された1年目の学生)は3月の学会で発表することを目標に1年間研究に取り組んでいます。今回は学部学生2名・修士学生3名の計5名がICM2019にて口頭発表を行いました。

ICMはメカトロニクスの分野の研究者が集まる隔年開催の国際会議です。今回の開催地はドイツのイルメナウ,聞き慣れない地名だと思います。イルメナウは,ドイツの空路の中心フランクフルトから高速鉄道で東へ3時間ほどのところにある,イルメナウ工科大学を中心としたチューリンゲン州ののどかな街です。

学会では,世界各地から集まった研究者の発表を聞くことが出来ました。また,発表間のbreak timeではサンドウィッチやコーヒーを片手に世界の研究者の方と議論をすることが出来ました。
さらに,光栄なことに私はBest Student Paper Award 1st Placeを受賞させていただきました。研究の過程では多くの困難もありましたが,研究室のメンバーや先生・共同研究先の方に協力していただきそれらを乗り越えることが出来ました。研究成果を評価してもらえたことで今後の研究へのモチベーションがより一層高まりました(副賞で500€をいただきましたが,どう使おうか悩み中です…そもそも500€札って使える場所あるのかな…?笑)。
ちなみに,博士1年の布施は学会に関する記事でドイツ新聞紙に登場しました!笑

ICM2019は全部で3日間のスケジュールでしたが,3日間とも発表が終了した夕方以降にイルメナウ周辺の見学ツアーが行われました。これらについて簡単に紹介したいと思います。

Day1(3/18):Welcome Reception@Arnstadt
1日目はアルンシュタットというチューリンゲン州で最も古い町を訪れました。イルメナウからの移動は…なんと蒸気機関車のお出迎え!煙をもくもくあげながら走る姿を見ていると,まるで小説の世界に入ったような気持ちになりました。アルンシュタットはかの有名な作曲家バッハがオルガン奏者として仕事についた場所として知られています。バッハが実際に演奏したパイプオルガンの演奏を聴くこともできました。

Day2(3/19):Gala Dinner@Erfurt
2日目はチューリンゲン州の州都であるエアフルトを訪れました。エアフルトは古く,金と同等の価値があると言われていた青色染料の加工の中心地として栄えていました。Gala (お祭りの) Dinnerでは,他の参加者と一緒にドイツビールを片手にローストビーフなどの豪華な食事を楽しみました。

Day3(3/20):BMW / Porsche工場見学@Leipzig
3日目は2手に分かれてBMWとPorscheの工場見学ツアーに参加しました。私はBMWの電気自動車BMWi3, i8の製造過程を見学しました。撮影禁止でみなさんにお見せ出来ないのが惜しいですが,最新鋭の技術を駆使した製造過程は非常に興味深いものでした。

これにて学会の紹介は終わりですが,堀・藤本研究室はヨーロッパの大学や研究機関との共同研究を積極的に行っており,今回は共同研究先であるイルメナウ工科大学の研究施設の見学もさせていただきました。多くのスポンサーがついており,ものすごい数の魅力的な実験装置を備えていました。

最後に1つ大事な宣伝をさせていただいて記事を締めたいと思います。
ICMは隔年で開催されていると既に述べましたが,なんと次回2021年の開催地は我々の本拠地柏です!東京大学がホストとして会議の運営を行います。
今後進学を考えている皆さん,是非私たちと一緒に世界一の研究に挑戦し,2021年柏でその成果を世界に向けて発信してみませんか?

先端エネルギー工学専攻HPの管理者

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