ラトルバックとバーベキュー

ラトルバックとバーベキュー

こんにちは、吉田研の修士1年上田です。先エネ専攻に編入して早3ヶ月、研究や実験・試験など色々目まぐるしい日々を過ごしています。今日に至るまで、研究室でありましたイベントを2つほど紹介したいと思います。

○4月26日東大・数理科学研究科の数理談話会での吉田善章教授の講演
皆さんはラトルバックというものをご存知でしょうか?これは何のタネもないただの半楕円体のおもちゃなのですが、その実スピン方向の運動に著しい非対称性(カイラリティー)を有する奇妙な性質が隠されており、これまでに多くの物理学者を魅了させてきました。今回吉田先生がご講演なさったのもこのラトルバックを出発点としたもので、ロール・ピッチ・ヨーの3次元で表されるハミルトニアンをLie-Poisson代数による変形を駆使して美しく表現されていく様相は一見の価値ありです。詳細は以下のリンクに記します。

数理談話会: https://www.ms.u-tokyo.ac.jp/web/video/danwakai/
ビデオゲストブック: https://www.ms.u-tokyo.ac.jp/web/video/vgbook/

Rattle Back

Rattle Back

○6月20日 核融合実践演習最終回
先端エネルギー工学専攻と複雑理工系専攻を横断した、「核融合研究教育プログラム」。これらの目玉授業である「核融合実践演習」も無事最終回を迎えることになりました。全員参加型の授業を担当なされたのは水牧祥一先生、先生は東芝の超伝導技術部門の技術者をなされている方で、過去にはCERN(欧州原子核研究機構)のLHD(大型ハドロン衝突型加速器)の製作にも携わっていたすごい実績の持ち主です。また我が研究室のRT-1実験装置の製作にもご尽力くださり、そのご縁もあって今回も演習にお呼びしたとのことでした。最終回の後では水牧先生のねぎらいの意味も込めましてバーベキューによる懇親会を開かせていただくことになりました。
バーベキューには吉田研のメンバーの他にも山田研や核融合教育プログラムの学生ら計20人以上が参加してくださり、大変賑わいながら終えることができました。

 

先端エネルギー工学専攻HPの管理者

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